二つは独立して成立しており、検証された正式な対応はありません。ただし、「元型」などの概念を通して類比することはできます。
元型:十種類の日主と十神を、役割の元型として理解できます。甲木を父や指導者、丁火を恋人やミューズ、七殺を戦士や影の力にたとえる例があります。
自己:日主と用神が均衡を作ることを、心の構造が一つの中心を軸に統合される過程へたとえる人もいます。
影:命式の中で拒み、抑え、他人へ投影している十神の性質を、ユングの影の概念で考えることができます。たとえば傷官が強いのに表現欲求を否定する人が、他人を「大げさだ」と批判しながら、自分も見られることを望む場合があります。
個性化:命式を理解し、葛藤を統合し、必要な五行を生かすことを、より全体的で固有の自分になる個性化の過程へたとえられます。
これらは現代的な解釈の道具であり、八字がユング心理学そのものだという意味でも、互いに代用できるという意味でもありません。八字は五行の言葉による類型的な自己観察の地図を提供すると考えるのが適切です。